【イヤホン比較】カナル型とインナーイヤー型の違いと選び方

私生活や仕事でイヤホンを使っていて不満はないですか。

・自分の足音が反響して不快

・声が頭に反響して話しにくい

・食べたり、飲んだりした際の咀嚼音が不快


もしそういった不満があるようであれば、用途に適したイヤホンが選択できていない可能性が高いです。

この記事では「Apple / Airpods pro」をはじめとする以下4メーカ、4機種を比較しながら、「カナル型」と「インナーイヤー型」の違いと、用途に応じたイヤホンの選び方について紹介していきたいと思います。


スクロールできます
商品タイプとふログ評価価格

Apple
Airpods Pro
カナル型
(密閉型)

開放感:
装着感:
音質 :
通話 :
30580円

Jabra
Elite 4 Active
カナル型
(密閉型)
開放感:
装着感:
音質 :
通話 :
14850円

SONY
Link Buds
インナー
イヤー型
(開放型)
開放感:
装着感:
音質 :
通話 :
23100円

Galaxy
Buds Live
インナー
イヤー型
(開放型)
開放感:
装着感:
音質 :
通話 :
15600円
各製品の比較


主に開放感・装着感についてレビューしています。
音質については素人意見ですので、参考程度に留めておいてください。


この記事を読んでほしい方
  • カナル型、インナーイヤー型の違いについて知りたい方
  • 自分に合うイヤホンの選び方を知りたい方
目次

カナル型/インナーイヤー型とは

イヤホンには、耳に差し込んで使用する「カナル型」と、耳に引っ掛けて使用する「インナーイヤー型」の2種類があります。

それぞれの違いと特徴を把握しましょう


カナル型(密閉型)の特徴

カナル型の例 / Airpods Pro
カナル型の例 / Airpods Pro

カナル型(密閉型)はイヤーキャップを耳穴に差し込んで固定するタイプになります。耳の穴を塞ぐことになるので、外音を遮断でき音楽に集中できるという点が最大のメリットになります。

雑音の多い環境で使用するならカナル型がおすすめですね

外音を遮断するため、外で使用する場合には注意が必要ですが、最近のイヤホンはミドルクラス以上であれば外音取り込み機能が実装されているものが多いです。

【外音取り込み機能とは】

環境音をセンシングし、再現することで外部の音を聞くことが出来る機能


イヤホンも性能が上がり、ノイズキャンセリングを併用することで環境音はほとんど聞こえないレベルになっています。

移動が発生するケースでカナル型を使用する場合には安全上、外音取り込み機能が付いているものを使うようにしましょう。

特にお子さんに安いイヤホンを与えたりする際に注意が必要です!


一方、カナル型のデメリットとして閉塞感があげられます。

【閉塞感による弊害】

・自分の足音が反響して不快。飲んだり、食べたりする際の咀嚼音が響いて不快
 ┗ スポーツや、生活しながらの使用に不向き

・自分の声が頭に反響して話しにくい
 ┗ 会議(ディスカッション)や、通話に不向き


しかも閉塞感によるデメリットは、外音取り込み機能がついていても改善することはありません。

外音取り込み機能は、話し声や環境音が聞こえるようになるだけで、耳を塞いだ際の不快感が低減するわけじゃないんですよね、、、



インナーイヤー型(開放型)の特徴

インナーイヤー型の例 / Link Buds
インナーイヤー型の例 / Link Buds

インナーイヤー型(開放型)は、耳に引っ掛けて固定するタイプのイヤホンになります。

耳の穴を塞がないため、閉塞感がなく生活しながらの使用においてストレスが少ないのが特徴です。

長時間使用するのであればストレスの少ないインナーイヤー型がオススメですね

また、耳を塞がないため、周囲の音がはっきりと聞こえます。

外で使用する場合も、環境音がしっかり聞こえるので安全ですし、家族との会話や、通話において違和感がないのも大きなメリットになります。

家での生活において、家族にストレスを与えないのも大事なポイントになりますよね


一方、オープンイヤー型のデメリットとしてはざっくり3点あります。

1点目は、ノイズキャンセリング機能がない(あっても気持ち程度)のため、雑音を排除できないという点です。
雑音の多い環境において音楽や、音声に集中できる状態を作るのは難しいです。

2点目は、直接耳の中で音を鳴らすわけではないため音漏れが大きいという点です。
公共の場では、周囲に音が漏れていないか常に注意する必要があります。

3点目は、装着感が耳の形状によって大きく変わるという点です。
カナル型と違い耳に引っ掛ける構造のため、人によっては外れやすかったり、装着感が不快だったりします。

オープンイヤー型を購入する場合は、家電量販店やイヤホン販売店で事前に装着チェックすることをおすすめします。


・雑音の多い環境で集中できる環境を作るのは難しい。

・電車や、公共の場では音量に注意が必要

・人によって装着感が変わる。


イヤホンの選び方

カナル型とインナーイヤー型の特徴がわかったところで、いくつかのシチュエーションに応じたイヤホンの選び方を紹介します。

それぞれの長所、短所があるため、シチュエーションに応じて選択することが大切です

カナル型オススメシチュエーション

カナル型おすすめシチュエーション

・家の中で生活音を排除して、音楽に集中したい時

・電車、バスなどの公共交通機関での移動時

・オフィスやカフェで集中して作業したい時

基本的には、短時間(1時間程度)且つ、歩行、飲食を伴い環境で使用することをおすすめします。


インナーイヤー型オススメシチュエーション

インナーイヤー型おすすめシチュエーション

・通話や電話会議でのディスカッション(発声)

・生活しながらの仕事や制作作業(長時間作業)

・散歩やちょっとした外出

長時間且つ、歩行、飲食を伴う使い方をするのであれば、インナーイヤー型がオススメです。

また、発声を伴う場合(家族との会話、通話、電話会議)においてもインナーイヤー型を選んだ方がいいですね!

発声を伴う場合にカナル型を選択すると、気付かないうちに大声になっていて周りに迷惑かけちゃうんですよね、


その他) 運動に使用する場合

運動(ランニングやトレーニング)に使用する場合のみ、カナル型もインナーイヤー型も最適解ではないです。

カナル型の場合、足音の反響があるので論外。

インナーイヤー型については、使用できなくはないですが、運動中に紛失するリスクが高いです。

運動に使用する場合は、カナル型、インナーイヤー型ではなくスポーツ用の骨伝導ヘッドセットを選択するのが最適解です。

もしくは、AirpodsProのみ最適解になり得ます

詳細は次章のレビュー内で紹介します


イヤホン比較

今回、カナル型2機種と、インナーイヤー型2機種の比較レビューをしていきたいと思います。比較内容は、「開放感」「装着感」「音質」「通話」の4点です。

比較ポイント内容
開放感装着時の閉塞感(数字が小さい方が閉塞感大)
装着感装着時の付け心地
音質音楽再生時の音質
通話通話時のマイク性能

なお、SONY / Link Buds については店舗で試着・試聴した結果をもとにレビューしていますので通話性能についてはテストできていません。

イヤホン比較
イヤホン比較


1.Apple / Airpods Proレビュー

スクロールできます
商品タイプとふログ評価価格

Apple
Airpods Pro
カナル型
(密閉型)

開放感:
装着感:
音質 :
通話 :
30580円
Apple AirpodsPro レビュー
AirpodsPro ケース
AirpodsPro ケース
AirpodsPro 本体
AirpodsPro 本体
AirpodsPro 装着感
AirpodsPro 装着感

イヤホンの代表格、AirpodsProです。無印のAirpodsはインナーイヤー型ですが、Proはカナル型になります。

AirpodsProが特出しているのは、カナル型(密閉型)でありながら、開放感が非常に大きいという点です。

本来、カナル型は耳を密閉するため閉塞感で歩行音や、咀嚼音が頭に響きますがAirpodsProはほとんどないです。僕が使ったカナル型の中では唯一の製品です。

気圧が抜けるように設計されているそうなんですが、技術が素晴らしいですね!


この技術のおかげで、カナル型とインナーイヤー型のいいとこ取りができており、結果、運動やトレーニングへの利用も可能です。

音質に関して否定的なレビューがありますが、そんなことは気にならないくらい汎用性が高く様々なシチュエーションにマッチします。

正直、iphoneユーザーであればAirpodsPro一択ですね。Androidユーザーであったとしても若干ユーザビリティが低下しますが、音楽を聴く、通話をする等基本的な使い方はできますので選択してみてもいいと思います。

ちなみに僕はAppleアレルギーのため使ってないです。

2.Jabra / Elite 4 Active

スクロールできます
商品タイプとふログ評価価格

Jabra
Elite 4 Active
カナル型
(密閉型)
開放感:
装着感:
音質 :
通話 :
14850円
Jabra Elite4 Active レビュー
Elite4 Active ケース
Elite4 Active ケース
Elite4 Active 本体
Elite4 Active 本体
Elite4 Active 装着感
Elite4 Active 装着感

Elite4 Active は、スポーツ用途向けの製品であり、僕も運動時に使用することを目的として購入しました。

スポーツ用途向けに作られているだけあり、装着感は非常に良く、運動をしてもとれることはないですね、

ただ、カナル型特有の閉塞感がめちゃめちゃあります。Activeでありながら歩行時の不快な反響がありますので運動での使用はオススメできないですね。

Active製品なのでAirpodsPro相当の開放感を期待してましたが、やはりAirpodsは偉大ですね

価格帯としては、ミドルレンジでありながら、「ノイズキャンセル」「外音取り込み」がついており、セール時は10000円前後で、購入可能ですので、安くて装着感のいい製品を探しているのであればオススメです。

3.SONY / Link Buds

スクロールできます
商品タイプとふログ評価価格

SONY
Link Buds
インナー
イヤー型
(開放型)
開放感:
装着感:
音質 :
通話 :
23100円
SONY Link Buds レビュー

正直僕が一番オススメなのがSony LinkBuds です。

全体的に高評価です。通話性能については試せていませんが、製品レビューを見る限り同価格帯の中ではかなり高品質です。

オススメの理由としては、圧倒的な開放感と装着感です。

AirpodsProも十分に開放的ではありますが、耳穴部に穴が開いているLinkBudsに比較するとやはり劣りますね、

ではなぜ購入しなかったのか?

気になった点は2点です。音漏れと、電池持ちです。

音漏れについては、めちゃめちゃ漏れます。電車やバスでは使用を控えた方がいいですね。

まだ電池持ちについても、公称で3.5時間ですので一般的なワイヤレスイヤホンに比べて半分程度です。その代わり軽量化が図れており、装着感に全振りしている感じがしましたね、

購入しなかった理由としては、メインの使用用途として、制作活動時の使用を想定しており最低でも6時間の電池時間が欲しかったからです。

SONYなら次製品でこの欠点を改善してきてくれることを期待してます!


4.Galaxy / Buds Live

スクロールできます
商品タイプとふログ評価価格

Galaxy
Buds Live
インナー
イヤー型
(開放型)
開放感:
装着感:
音質 :
通話 :
15600円
Galaxy Buds Live レビュー
Buds Live ケース
Buds Live ケース
Buds Live 本体
Buds Live 本体
Buds Live 装着感
Buds Live 装着感

全体的に低評価ですね、インナーイヤー型でありながら、開放感がAirpodsProに劣ります。

生活音が若干反響するんですよね、、、


コンパクトではあるんですが、装着感も悪いです。本体に厚みがあるので短時間仕様でも耳が痛くなるんですよね。

ただ、この開放感、装着感に関してはインナーイヤー型の特徴である人によって合わないという点にあるかもしれないです。

ここから学べることとして、インナーイヤー型であれば全て開放感があるかと言えば、そうでもないということ。
開放感がある製品を探してる場合は、実際に試聴することが大切ですね。


まとめ

今回は、カナル型とインナーイヤー型の違い、それぞれの適したシチュエーションについて紹介してきました。

以上。まとめていきます。

  • カナル型、インナーイヤー型は用途によって適切なモデルを選択することが大切
  • 音質に拘りたい方、音楽に没頭したい方はカナル型がオススメ
  • 生活しながらの長時間使用にはインナーイヤー型がオススメ
  • AirpodsProはカナル型でありながら開放感があり万能

最後まで読んで頂きありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンジニアをしているとうふ屋の孫。
普段はゲーム開発、モデリングの学習をしています。
このサイトではライフスタイルをスマートにする製品、ガジェットの紹介をしています。

コメント

コメントする

目次